介護タクシーのよくある使われ方は“通院の足”です。事前にご予約いただいた時間に合わせてご自宅から病院までの往路搬送を行い、診療終了後に病院からご自宅への復路搬送を行うものです。介護タクシードライバーの私は、ご利用者の診療中はいったん病院を離れていて、診療終了の連絡をいただいたら病院までお迎えに行くことになります。形としては往路、復路それぞれ別の予約搬送という考えで、待機により料金を加算することはしていません。
その待機中の過ごし方は、私は少しでも有効に使いたいので、その時々にやらなければいけないちょっとした用を済ますようにしています。例えば、出さなければいけない郵便物を出す、ドラッグストアで必要な買い物をする、時間によっては軽食を取るなどです。
ついでに用を済ませたいという考えはご利用者も同じなようで、帰りにはスーパーに寄る、ご家族の昼食を購入するなどちょっと“寄り道”を依頼されることもあります。出かけたついでに・・・を済ませる、少しでも便利にお使いいただければそれに越したことはありません。